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昼間はしがないエンジニア。夜は売れない文筆家。そしてたま〜に、レビュー屋さん。

Monthly Archives: 9月 2011

【レビュー】中世ルネッサンス期のイタリアの雰囲気がよくわかる「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」

日本人は海外の歴史に疎い。とりわけ、ヨーロッパの歴史にはからきし弱いのである。戦国時代やら三国志やらについてはめっぽう強いのに、チェーザレ・ボルジアでさえ知らなかったりする。 そう、この本はルネッサン期のヨーロッパを舞台に活躍した梟雄・チェーザレ・ボルジアの物語である。作者は、あのローマ人の物語の塩野七生。彼女らしいウェッティなタッチで、男女が繰り広げる大河ドラマを堪能させてくれる。 チェーザレ・ボルジアがどのような人かを一言で表すと、日本の織田信長のような人である。陰謀渦巻くイタリア半島を統一するために各地を攻略し、その野望の為ならば兄弟までを暗殺してしまう冷酷さ。そして、旧来のスタイルを無視して常備軍を設立するなど、時代の先を読む先見性。そして、齢若くして死んでしまう悲劇性。そういったすべてのものが、織田信長と似ている。 だから、本書は日本の歴史を嗜んでいる人ならば十分に楽しめるはずである。カタカナが苦手という人も多かろうが、本書では塩野七生が(さすがにカタカナが使っているが)、中世ヨーロッパの情勢を事細やかに説明してくれるので、ヨーロッパ史初心者でも楽しく読めるはずだ。 日本の歴史だけじゃなくて世界の歴史を知りたい人は、ぜひ本書を読んで欲しい。きっと、日本にはない海外の歴史の意外さ、として日本と共通した歴史の普遍性を感じ取ってもらえるに違いない。 チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫) posted with amazlet at 12.01.08 塩野 七生 新潮社 売り上げランキング: 18640 Amazon.co.jp で詳細を見る

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